課長さんはイジワル2
「俺……。ずっとお前の姉さんのことが好きだった」


「き、聞きたくありません!」



気づいてはいたけど……本人から聞くとやっぱりショックは大きい。

両手で耳を塞ぐ。

やっぱりそうだったんだ。

でも、昨日、キスしたのは私で失望したでしょう?

なんか、もう泣きたくなる。

そんな私の両手をつかみ、課長は「聞いて」と言って、私の手をそっと耳から離す。


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