散歩唱歌
名残惜しいながらも、看護婦に屋上を追い出され、階段の二階まで降りる。
「あ、あたしこっちだから」
そういうと車椅子を自分で動かして去っていった。
そういえば、少女は私の名前を聞かなかったし私も彼女の名前を聞かなかった。
「あ、あたしこっちだから」
そういうと車椅子を自分で動かして去っていった。
そういえば、少女は私の名前を聞かなかったし私も彼女の名前を聞かなかった。