殺人鬼と私2


「あっそうだ」

京也の家に帰る途中に
思い出した様子で凪が口を開いた

「どうしたの凪?」

「緋菜に言うの忘れてたけど引っ越しの日が5日後だ」

……………ん?
「ねぇ……凪」


「どうした、緋菜」

「えっとね……
引っ越しって何?」

ずっと家にいて
閉じ込められたような生活をしてたから
“引っ越し”ということも
……………私は知らなかった

「引っ越しは、簡単に言うと
今の家から新しい家に荷物を片付けることだ」

ざっくりと凪は、私に教えてくれた


ボソッ
「引っ越し……楽しみだなぁ」

無意識にそう呟いた私を凪は、
顔を綻ばせていた







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