Snow Noise

「マジで?? ずっと璃奈といれんの??」


臣君の嬉しそうな声に私も満足する。


「璃奈にだけは本当のことをいうよ」

「本当のこと?」


「話したら嫌われるって思ってた。

…俺、実は病気で、―――」


高校生の頃からメンタルの病気を患ってたということを打ち明けられて。


「波があるんだ…感情の波が、――。

自分ではどうしようもないくらい不安で不安で仕方がなくて。璃奈が浮気なんてするはずないってわかってるのに、どうしても疑ってしまって」

「私はずっと臣君のそばにいるよ」

「頭の中で変な声が聞こえるし、璃奈に嫌われてしまうってわかってるのに手を上げてしまって……。
考えが纏まらずに誰かに操られてるように感じておかしくなりそうになる」

「大丈夫。私は臣君から離れない。嫌ったりなんかしない」

「ずっと俺のそばにいてくれるの?」

「勿論、―――。私は臣君を愛してるんだよ」



共依存、―――――。



「璃奈……。

あの彼氏、ヤバイよ。別れた方がいいって」


友だちの忠告すら聞き入れなかった。

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