美しき月を背に

こいうことは、慣れっこだけど。

仕方が無い事だし、ヴァンパイアの魅力に人間は勝てないから。

その弱い人間の中でも特に理性が弱い者が、私に話しかけ、さっきの男のように地に伏せることになる。

まあ、そんな殺すほど強くはやってないからそのうち目を覚ます。

記憶は飛ばしておいたけど。

私と関わった時間があの男にとっては、空白の数分間となる。
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