御霊に幸あれ
ビクッ
お社の扉が勝手に開いた音だった。
その音に肩を揺らす私。
…はっ!
一瞬ぼーっとしてしまった…
気を取り直して、開いたお社に向かって叫ぶ。
「私は斑家次期当主、斑幾!
ゴリョウ様と名乗っているようだけど、あなたが神でないことは明白です。
よって、清めの血筋により私があなたを排除します!」
叫んでも、誰も出てこない。
そもそも気配がない。
さすが、大物…いや、私が思った以上に大物かもしれない。
「マダラ?
おー!なんかおひさ~(´>ω<`)」