御霊に幸あれ


「…いやいや、ゴリョウって…

あなたがあのゴリョウ様?!」

「そ!正真正銘、俺がゴリョウ様だぞい(・ω<)☆」

「最後のてへぺろやめなさいよ!」

「てへぺろ」

「文字に直すな!」


なにコイツ無駄に疲れるわー…

でも、見たところ悪霊には見えないし、神にも見えないし…

それに、悪霊は独特の異臭を放つんだけど、この男にはそれも無い。


「どういうこと…?

ゴリョウ様は、悪霊じゃなかったの?」

「はぁぁああ?

俺が悪霊!?

馬鹿も休み休み言えよ馬鹿だなぁ!」

「アンタにだけはその言葉言われたくないんだけど。」

「馬鹿だもーん」


…拗ねた。
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