only love
午前4時 イベントがクローズする時間がやってきた。


あたしは、嬉しいような 怖いような 後ろめたいような

そんな複雑な気持ちで片付けを終わらせ
売り上げのチェックをして、彼の元へ向かった。



彼は、ステージにもフロアにもキャッシャーにも居なかったので、
さすがに見える所に居てくれるだろうと外に向かったら

居た。



華江
「お疲れ様です どうしたんですか?」



「おう。行くか。」


何だろう?スタスタ先を歩く彼に着いて歩く。



「後ろじゃなくて、横歩けば?」


華江
「早いですよ」



「あ、そっか。ごめんごめん合わせる」


初めて笑い掛けてくれた気がした。
こぉいう風に喋るのも。


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