only love
律の話すことや話し方から
本当に前の奥さんのことを尊敬して愛してたんだと伝わってくる。


「あぁ。それに対して俺は全然むこうのDJの技術についていけなくてな」

華江
「えっあんなにこっちでも人気だしDJの技術も一目置かれてるのに?」


「あんなん全然むこうでは通用しねぇよ。それで俺は、あいつに愚痴る様になった。ダンスと違ってDJはもっと奥が深いとか色々」

華江
「そうなんだ」


「もっと、もっと上を目指す為にアメリカ来たんじゃないの?って何回、何百回も耳にタコができるくらい言われたさ

俺だって、あいつに似合うDJになりたくて一目散にやってたさ。

けど、あいつのダンスに対する思いとはかけ離れてたんだろぉな

全然上達しない自分に負けた」

律は凄く悲しそうな悔しそうなどうしようもない表情だった

華江
「うん、、」


「それで俺、あいつに言ったんだ。日本に帰らねぇかって」

華江
「そうなるよね。奥さんはなんて?」


「1人で帰りなよって、私まだここで終わってないからって」


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