蛇神剣とヘビ女の協奏曲
はじまりは平凡な日々



「この子なら私の代わりを務めることが出来る・・・やっと私と同じ力が、それ以上の力が・・・この土地を安心して任せられる・・・」そう言って、老婆は産まれたばかりの赤ん坊を自分の腕から離し、ゆっくりと目を閉じた。


その時、目が眩むほどの光が老婆と赤ん坊の左腕から放たれた。

老婆は自分に科せられた使命をこの赤ん坊に託し、長く壮絶だった人生に幕を閉じた。

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