この声が君に届くなら・・・
1.君との出会い
桜咲く日
高校の入学式から月日はたち、4月の終わりあたりに私は部活を見学していた
「あ!未来(みらい)!」
なまえを呼ばれ振り返ると中学からの友達である桃香が手を振っていた
「桃香も部活見学?」
「そー!どの部活にしようか迷っちゃう」
「桃香は運動部に入るんでしょ?」
「うん、そこは決めてるんだけどね。未来は?運動神経抜群じゃん」
「う〜ん…運動は体育だけで充分かなー。マネージャーとかでもいいかも」
「えー⁉︎未来ならすぐレギュラーになれるのに、もったいないなぁ」
そんな会話をしていると、見学していたサッカー部のほうから視線を感じた
そちらのほうを見ると1人がこっちを見つめていた
(先輩かな?)
その人は長身で茶髪だった
向こうは私と目が合うとパッと顔を逸らしてまた練習を再開し出した
「今の人誰だろーね?」
桃香も気づいてたらしく不思議そうな顔をしている
「うん、誰だろ…」
この時はあの人を好きになるなんて思いもしなかった
「あ!未来(みらい)!」
なまえを呼ばれ振り返ると中学からの友達である桃香が手を振っていた
「桃香も部活見学?」
「そー!どの部活にしようか迷っちゃう」
「桃香は運動部に入るんでしょ?」
「うん、そこは決めてるんだけどね。未来は?運動神経抜群じゃん」
「う〜ん…運動は体育だけで充分かなー。マネージャーとかでもいいかも」
「えー⁉︎未来ならすぐレギュラーになれるのに、もったいないなぁ」
そんな会話をしていると、見学していたサッカー部のほうから視線を感じた
そちらのほうを見ると1人がこっちを見つめていた
(先輩かな?)
その人は長身で茶髪だった
向こうは私と目が合うとパッと顔を逸らしてまた練習を再開し出した
「今の人誰だろーね?」
桃香も気づいてたらしく不思議そうな顔をしている
「うん、誰だろ…」
この時はあの人を好きになるなんて思いもしなかった