この声が君に届くなら・・・
「ちっ…山Tのやつホントに掃除させるかよ…」




幸田 輝 ただいま化学室の掃除中である




なぜ掃除当番でもないのに掃除をしてるかって?




担任である山Tの心の傷をえぐってしまったらしく、ここの掃除を任命されてしまったからだ




「………はぁ」





自然とため息がでる





本当なら今の時間は部活をしているはずだ




やっとの思いで推薦入学したってのに…




「……サッカーしてーなぁー…」




「なら早く掃除終わらせようよ」





「おう、そうだな……って、え‼︎?」





独り言を呟いてたはずなのに返事が返ってきて驚いて声のした方を見るとー・・・




「み、未来…」



そこには教室で別れたはずの未来がいた




「ホントに掃除してたんだ。真面目だね」




「ホントにって…山Tがやれって言っただろ」




「SHR終わってから確認したら『冗談に決まってんじゃねーか。てか今日掃除の日じゃねーし』だって」




「ま…マジかよ……」




山T…許すまじ……!









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