白雪姫(継母目線)



彼女が嫁いだとき、その国の王様には、

病気で亡くなった妻との子供が一人ありました


真っ白な肌、真っ赤な唇、艶やかな黒髪。

とても美しい女の子でした


その子は白雪姫と呼ばれていました


もともと寂しがりだった彼女は

これで一人の時間が減ると思って

とても喜びました


彼女は白雪姫を誰よりも可愛がっていました

白雪姫も彼女を慕っていました


いつからでしょうか…?

二人の間に溝が開き始めたのは………。


その頃から、彼女は

よりいっそう〝美〟に執着するようになりました








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