白雪姫(継母目線)
さよならお姫様
私も白い林檎を食べる
ほどよく甘い美味しい林檎
ああ、我ながら良くできた
姫が倒れる
ああ、林檎を食べ終わったんだな、なんて
ぼんやりと思った
眠るように美しく死んだ白雪姫
望んでいた結果のはず
けれど、なぜかしら?
目から何かが溢れてくる
そして、それは
頬を伝って地面に小さな丸い絵を描いた
今日は憎らしいほどの快晴
太陽が眩しい