あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~
鈍行に2、3駅揺られて、

乗り換え駅に到着した。

私たちはサンドイッチを自分たちで買って、

ふたりで新幹線の中で食べる。

誠は私を窓側に座らせてくれた。

私たちは、普通のサンドイッチなのに、

「おいしい」

なんて言ってふたりで笑い合った。
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