あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~
よく見ると、恵理佳はレターセット(この前のとはまた別)を持っていた。
「すみません」
「どうした?」
璃子さんは、いつもきれい。
「このメモ帳も、入れてくれますか?」
「えっ、いいの?」
「私から。
よろしく伝えといて。」
そして私は恵理佳がお店を出るのを見送った。
冬空に、白すぎるくらいのブラウスと靴下が映えていた。
「すみません」
「どうした?」
璃子さんは、いつもきれい。
「このメモ帳も、入れてくれますか?」
「えっ、いいの?」
「私から。
よろしく伝えといて。」
そして私は恵理佳がお店を出るのを見送った。
冬空に、白すぎるくらいのブラウスと靴下が映えていた。