あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~
「それにしてもさ」
サンドイッチを頬張りながらちひろが言う。
「莉菜も変わってるよね」
「何が?」
「なんでいじめられてる奴と付き合うの?」
「別に付き合ってはないけど」
「そういうことじゃなくて。
なんで仲良くしてるのかってこと。」
「そんなの私の勝手じゃん、
いじめられてるから付き合わないほうがいいなんて
ちひろあんた何すっとぼけたこと言ってんの?
私だって小学校時代いじめられてたけど何か?」
ちひろは何も言い返さなかった。
サンドイッチを頬張りながらちひろが言う。
「莉菜も変わってるよね」
「何が?」
「なんでいじめられてる奴と付き合うの?」
「別に付き合ってはないけど」
「そういうことじゃなくて。
なんで仲良くしてるのかってこと。」
「そんなの私の勝手じゃん、
いじめられてるから付き合わないほうがいいなんて
ちひろあんた何すっとぼけたこと言ってんの?
私だって小学校時代いじめられてたけど何か?」
ちひろは何も言い返さなかった。