あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~
「涙なんか流して、どうしたの?」

「いや、気が緩んだだけ」

「おいで」

誠に連れられるまま、教室を出る。

ざわざわ、ざわざわ、えーっ。

さっきよりもっと教室がざわつく。

「これって……。」

「気にするな。」

そうしてそのまま天文ドームまで引っ張られた。
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