誓い
あれは2年前。

私が15回目の誕生日を迎える日だった。
その日は剣道の大会で、この大会に勝てば日本で剣道が一番強い高校に推薦で入れる特典付きだった。
こんなチャンスめったにないと皆躍起になって戦っていた。
無論私も必死に戦っていた。

今でこそ天才剣道士と言われているが、あの頃はまだそこそこ強いと見られる程度の力だった。

そして、決勝まで進んだ私は最後の敵、桂勝機と戦った。
しかし開始10分アクシデントが起きた。
< 2 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop