誓い

「何で、何であんたが‥‥」

桂は私の目をはっきり見ながら言った。
その目は憎しみしか映さない目だった。

「何で？おめぇのせいで俺が夢見てた高校にいけなくなっちまったせいだろうが！」

そんな理由？そんな理由で私の大切なものを奪ったっていうの？

「そーだよ、そういう顔を見たかったんだ、おめぇの家族を奪ってな」
桂はそういい終えるとハハハハと狂ったように笑い出した。

その笑い声はとても気持ち悪く、私はその笑い声を聞きたくなくて、桂に馬乗りになりながら耳をふさいだ。

「ふざけんな！！！」