Ri.Night Ⅰ 【全完結】
────…
「は?今日も?」
階段から落とされた日から二日後。
それは日曜日の朝の出来事だった。
朝ご飯を食べている時届いた一通のメール。
それは鳳皇幹部の一人、煌からで。
【今日も家に居ろ】
「………」
送られてきたメールが素っ気ないのはこの際置いておこう。
それよりも。
「どういうこと?」
送られてきた内容の方が気になる。
だって、昨日も倉庫に来なくていいって言われて家に閉じこもってたんだよ?
さすがに今日は行くだろうって思ってたのに。
確か昨日は会議だって言ってたけど、今日もそうなんだろうか。
【分かった!】
幾つか疑問が浮かんだけど、結局その事について何も聞かないままそれだけ返事した。
「……はぁ、つまんない」
今日も家に閉じこもらなきゃいけないなんて最悪だ。
だって、考えてみて?
外は雲一つない快晴なんだよ?
ポカポカ陽気のこの季節、外に出ないなんて勿体ない!
……って力説しても、外に出られないのは決定な訳で。
「あぅ~。ひーまーすーぎーるー」
暇すぎて凛音ちゃん干からびちゃいそうなんだけど。