プラネタリウム
授業の終わりを告げるチャイムと同時に、
長い髪を揺らしながら机を叩く、そいつ。
「ノート見せてノート見せてやばいよ!!次当てられるのに宿題やってないいい!!」
「知らねーよ」
長い茶髪を下の方で二つに結い、春色の髪飾りをつけた、見た目にそぐわない、
俺の心に痛い奴。
「ええ、何でよう!お願いお願いお願い」
「ったくもう!しょうがねーなぁ...」
あぁ。やっぱりこいつには弱い。
「うわ、さっき俺が頼んだら断ったくせに!」
「お前とは違うんだよ」
「ふぅー、意味深。」
「あーーもう煩いなぁ!!」
毎日同じ事をしすぎて、飽きることもないこの会話。
何をしているんだか。
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