プラネタリウム
『いつもいる』
急いで書いたのか、
文字が少し雑になっていて、焦った顔と相まって焦りが見え見えで、微笑ましかった。
さっきとは打って変わって緊張がほぐれているみたいだ。
「ここのベンチに?」
書く文字を少なするため、
なるべく短い受け答えを心がけて話した。
つもりが、少年の書く時間は長かった。
『そう。いつもはもう少し早なんだけどね、楽しいんだよ。』
驚いた。こんなくらい公園にいつも一人なんて、危ないと思うのだか...。
遊ぶわけでもなしに、楽しみ何て...?
「此処が?...何しに来てるの?」
言葉を返し、今まで話始めてからずっと立っていたので、流石に足が疲れたのでベンチに座って少年にも座るよう促した。少年は座ると、俺に文字を見せた。
『星を見てる』
何ともSFチックな答えだ。
少年が上を向いたのにつられ、俺も上を向いた。
「うわ」
圧倒されるような星の量に、目がくらみそうになった。周りにある電気が少ないからだろうか。確実にほかのところで見る星とは訳がちがう。
『綺麗でしょ』
自慢げに言う少年。今までよりずっと生き生きとしている。
「あぁ。すげえな、これ。此処でこれずっとみてたのか?」
『うん』
微笑んで文字を見せた。成程、こんな絶景スポットがあったなんて。
今まで知らなかったのがもったいない。
俺は予想以上の絶景と、少年を交互に眺めた。
すると少年は不安げな表情をしてスケッチブックのページをめくり、インクを走らせた。
急いで書いたのか、
文字が少し雑になっていて、焦った顔と相まって焦りが見え見えで、微笑ましかった。
さっきとは打って変わって緊張がほぐれているみたいだ。
「ここのベンチに?」
書く文字を少なするため、
なるべく短い受け答えを心がけて話した。
つもりが、少年の書く時間は長かった。
『そう。いつもはもう少し早なんだけどね、楽しいんだよ。』
驚いた。こんなくらい公園にいつも一人なんて、危ないと思うのだか...。
遊ぶわけでもなしに、楽しみ何て...?
「此処が?...何しに来てるの?」
言葉を返し、今まで話始めてからずっと立っていたので、流石に足が疲れたのでベンチに座って少年にも座るよう促した。少年は座ると、俺に文字を見せた。
『星を見てる』
何ともSFチックな答えだ。
少年が上を向いたのにつられ、俺も上を向いた。
「うわ」
圧倒されるような星の量に、目がくらみそうになった。周りにある電気が少ないからだろうか。確実にほかのところで見る星とは訳がちがう。
『綺麗でしょ』
自慢げに言う少年。今までよりずっと生き生きとしている。
「あぁ。すげえな、これ。此処でこれずっとみてたのか?」
『うん』
微笑んで文字を見せた。成程、こんな絶景スポットがあったなんて。
今まで知らなかったのがもったいない。
俺は予想以上の絶景と、少年を交互に眺めた。
すると少年は不安げな表情をしてスケッチブックのページをめくり、インクを走らせた。