ねぇ、どうして君は【Final】
プレゼント
*桜side
「んー……。どうしようかな」
そんなこんなでその日の週末の午前中。
私は彼へのプレゼント選んでいる。
たまたま仕事の休みが入っていてラッキーだったよ。
タイミング良すぎて驚き。
でも、彼へのプレゼントが思いつかない。
マナ君ってどんなのが好きなんだろう?
あんまり趣味とか、知らないからな。
「うーん…」と頭を捻っていると。
「え…桜?」
小さく名前が呼ばれた気がした。