秀才くんの子育て日記 番外編



 それから、カナタは慌しかった。


『はやく、寝よう!体に障るっ』


「え?…うん」


 ササッと片付けを済ませて、ベッドに入った。


『あああっどうしよう!?俺、寝相悪くてナギのお腹蹴ったりしたらっ!!!!』



 なんなのこの慌てようwwww


「それは大丈夫よ。カナタ、今まで一度もそーゆーのないもの。」


『そ、そう?』


「うん。ずーっと、私を抱きしめたまま。全然動かないし。」


『マジ?』


「それに…………」


『ん?』



「い、いっしょじゃないと、ねれない////」



 うとうとまではいくのに、睡眠まではこぎつけない。


 やっぱりカナタの腕の中が安心する。



『それは、俺もだな…』


 なんたって恥ずかしい会話なの………



『俺、これからは早く帰ってくるね?』


「ん?」


『俺の帰り待ってたんじゃ、こんな時間になっちゃうし。一緒に寝るためにも。』



「うんっ」



< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

覇狼

総文字数/48,549

青春・友情113ページ

表紙を見る
秀才くんの子育て日記

総文字数/132,062

コメディ517ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop