元姫 ~One only truth~
って、滅茶苦茶殺気立ちながら言うから怖いところもあるけどね。
見かけによらず、喧嘩強いしね。
ちっょつと有名な不良らしいし。
渚「別に気にしてないからいーよー?慣れだよ。慣れ。」
綺「こんなのに慣れちゃ駄目でしょっ!」
確かに、それもそうだね。
渚「アハハ、、、でも、平気だから大丈夫だよ?本当に。」
綺「……無理しないでよ?」
渚「うん。」
キャァアァアアアアーーー!!!!!
おっと、綺乃と話過ぎたかな。
ー真様ぁ!ー
ー弘人様ぁ!ー
ー秦様ぁ!ー
ー蒼様ぁ!ー
ー彩芽様ぁ!ー
来たね。あいつらが私に裏切り者のレッテルを貼ったやつら。
綺「教室いこう。」
渚「そう、だね。」
靴箱で突っ立ってたせいで、あいつらと目があってしまった。
その瞬間、睨んできたから目をそらし、綺乃に促され教室に向かった。
ガラガラ
コソコソコソ
と、私に向けられる軽蔑の眼差しと私を貶す言葉。
本当に、慣れてきたから怖いんだよね。
渚「綺乃、、私、中庭いきたい。」
屋上は、あいつらの溜まり場だから。絶対にいかない。
中庭には誰も来ない。
学校内での暗黙のルールだ。
私がいるから、誰も立ち寄らないらしい。