元姫 ~One only truth~
俺のことばに他の三人が微笑んだ。
秦「俺は総長の意志に従う。」
蒼「なんか秦くん、格好いいこと言った??
あ、僕もだよ。」
弘「異論はありません。」
良かった。この仲間で。
ガチャッ
扉が開く。
この部屋に帰ってくる人は渚と綺乃だけだから。
皆が扉をの先を見つめる。
渚「…ヤッパリ鍵開けっ放しになってたよー、綺乃………なんでっ…」
渚が俺たちに気づく。
綺「渚?どうかしたの?
って、、、何でこの部屋にいるわけ?」
綺乃も気づき、鋭い目で睨んできた。
もう、渚を傷つかせないようにするために。
真「…………教えてくれ。一年前のこと。
おまえの口から直接聞きたいんだ。渚………」
俺のことばに、目に涙をためながら答えた渚。
渚「どうせ、またっ、信じてくれないでしょ?
何回いっても同じでしょ??
あの時、違うって言って…」
渚の目から涙がこぼれる。
体が、勝手に動いた。
泣いてる渚を前に、ほっとくことなんて出来ずに。
いつの間にか抱き締めていた。
真「渚…」
渚「ま、ことっ、、はなし、てっ!」