元姫 ~One only truth~
頭を抱えてうなっている綺乃。
私こそ頭を抱えたいですよ。
そんな事したらイジメのネタになりそうだからしないけど。
ピロリン♪
聞き慣れない着信音で、綺乃の携帯だとわかる。
携帯の中身をみて何かを返信する綺乃。
その顔がなんというか、恋してる女の子って感じだった。
渚「誰だったの?」
綺「秦。なんか、明日休むのか?ってさ。」
ふーん、、、、
綺乃は秦に気があって、
秦は綺乃に気があるのか………
お似合いですね。
渚「がんばれ。」
綺「なにをっ?!」
渚「いろいろ!」
そう言って意味ありげに笑うと不機嫌になる綺乃。
綺「なにさー、、教えてくれないの??」
言ったら殺されるよ。秦に。
あ、教室てことはあれだからね。
席、目の前。