あたしの恋愛事情
「はい、ほんでなに!」
ご飯を食べ終わった後、
愁はすぐあたしの、部屋にきて、
真正面に座っております。
「いや。あの…」
あたしは昼間の出来事をポツポツ話し出した。
多分顔が暑かったからあかくなってるかもしんない。
それがバレないように下を向いて話した。
本当の気持ちをいうと、隆があたしのこと好きかもしんないっわかって
喜んでる自分もいる。
忘れたはずなのにね。
話し終わって愁は考えるように黙り込んでしまった。
「…愁?」
あたしが顔を覗き込むとハッとしたようにこっちをみる。
「お前はさ、それ聞いて嬉しかった?もし、そうだったら付き合いたいと思った?」
「いや…その…//」
愁は答えを急かすように近づいてくる。
「どうなんだよ。」
なんで、こんな問い詰められなきゃならんのだ。
「あたしはっ///ぎゃっ」
愁とあたしの距離が20センチぐらいになったとき、いきなり腕を掴まれて…
「え…え?しゅう…??」
あたしは愁の腕の中にいた。
「ちょっ///なに…?」
あたしが言葉を発するたびにあたしを抱きしめる愁の力が強くなる。
「…だめだから、今更とか、」
「…へ?」
「隆には絶対わたさねぇ。おせぇんだよ」
愁の声が頭の方から聞こえて、
声の振動が体から伝わる。
これはどういう状況なの。
だめだ顔が熱い。
その顔を見られたくないのに、
愁はゆっくりと体を話す。
距離が近いせいで、どうしても愁を見上げる形になってしまう。