あたしの恋愛事情
「だった…。すき”だった”の」
そう。
あたしにとっては過去の話にしていた。
頑張って忘れたんだ・・。
隆に彼女ができたから
愁には、まだ好きなんじゃないかと思われてるけど、
本当にもう、前の”好き”とは変わっていた。
「そっか…
なら…。」
「??」
隆の目がしっかりと
あたしを捉える。
「もう一回俺を好きになってほしい。」
そして、
///!?
おでこに柔らかい感触。
それが何かわかった瞬間
あたしは頭に血がのぼって、
耳までまっかになってしまう。
「俺は、華蓮じゃない彼女といたけど、
でも、ほんとにずっと前から華蓮が好きなんだ。
それだけは信じて」
真剣な顔をして、
言うからまた涙がでそうになる。
意味がわかんない。
信じてって言われても、
隆には彼女がいたのは事実だし、
なんで、おでこにキスするのかもわかんない
頭で整理できない。
隆はおでこにキスをした後
優しく微笑んで、
すこし寂しそうな顔をして
あたしから離れていく、
隆が体育館を出た後も
あたしは繋がれてた手の感触と
おでこの感触が忘れられなくて、
へなへなと座り込んだ。
なんなんだ、昨日から。
熱い…顔がずっと熱い。