あたしの恋愛事情
全員がバスを降り、
今から始まる登山についての説明が始まる。
どーも
顧問はあたしらのチームプレイを深めようとしてるらしい。
あたしが思うにはこういう場面でも
キャプテンを決める材料にしてると思う。
しかし。
なぜ山。
しかもマネージャーである
あたしとちなみちゃんも上らなきゃいけないっぽい。
なぜ山。(2回目)
まぁあたしらマネも仲間だけどさ、
体力がちがいすぎるっしょ。
なぜ山。(3回目)
みんなだるそうにしてるけ、
ちょっと楽しむ気持ちもあるみたい。
ストレッチはじめてるしww
なんだかんだかわいいやつばっかだな。
「瀬奈が一番だるそうだなぁ・・。」
気づかないうちに顧問があたしの横にいた。
図星過ぎてなんもいえない。。。。。
「そんなことないですよお」
おもいっきりそんなことある。
よしあたしもストレッチだ。
「よーし、
まぁ特に競争とかではないから、ある程度上まで
行ったらかえってこい!」
適当すぎる。
「じゃーーっスタートっ」
顧問の声とともにぞろぞろと
列が連なって走っていく。
なんか遠足みたいで楽しいかもしんない。
「華蓮っ」
ふりかえると
「あ、愁じゃん」