あたしの恋愛事情

関係

よし、あと10秒。
はい、
3…2…1！

キーンコーンカーンコーン

「よしっ！！部活！！☆」

チャイムとともに立ち上がるせいで何人かに振り向かれたけど…

いつものことだからみんなあんまり気にしない。

「華蓮はほんっと部活好きだよねー」

あたしの前の席に座る友達。

関口麻依 せきぐちまい

麻依とは高校からの友達。
でも入学式からすぐ打ち解けることができた奇跡の友達。

「バスケ大好きだからねっっ♪麻依も一緒にマネージャーしてほしかったのになぁ」

「無理無理あたしルールとか全然しらないもん」

「教えてあげるじゃん♡」

「いらん。」

なんであたしの周りはこんな素っ気ないんだ。

さて
「行きますか。」

「あーい華蓮がんばっ！いってら！」

ひらひらと手を振る麻依に背中をむけて、
いざ、部室へ！




あたしは、中学の時2年間だけバスケしてて、でも足に怪我しちゃって、高校でも続けるつもりだったのに、できなくなってしまった。

でもその後に愁がいきなりバスケやるって言い出して、その時まで部活なんて興味ないとかゆってたのに。


そしてあたしはマネージャーを始めた。



というか愁にマネージャーやらねぇと隆に気持ちをバラすとか言われて脅されたんだ。
そういえば。



でも今思えばあの時愁がさそってくれたからあたしはまだバスケに関われてる。

足はもう完全に完治してるけど、マネージャーの仕事も、悪くないなって思って高校でもマネージャーを続けてる。