年下オトコと秘密の恋
「良いんですか?」


「お腹空いてるんでしょ?一つぐらい良いよ。あげる」


素っ気ない感じだったけど、サンドイッチを受け取ると私の瞳から涙が自然とこぼれだした。

「えっ?どうしたの?俺…なんかまずい事言った?」


隣に座る男は、食べかけのサンドイッチを一度コンビニ袋の上に置き焦っていた。


私は、下を向き右手で涙を拭いながら首を横に振り、
必死に否定をした。

さっきの発言も取り消します…


隣に座る男は悪魔ではありませんでした…


紛れもなく、とても優しい天使でした…
< 14 / 101 >

この作品をシェア

pagetop