年下オトコと秘密の恋
私の質問に丁寧に答えてくれた少女Aちゃん。


「…ホントに?」


事情を説明してもらうと、私はその場に崩れ落ちるように膝から座った。


「あっ、柳さん…これ、今月のバイト代です…」



少女Aちゃんは、座り込んで脱力感いっぱいの私に茶封筒を手渡す。


「あ…ありがとう~」


華奢な腕を伸ばし、茶封筒を受け取りそれをポケットの中へ忍ばせた。


「柳さん…とりあえず、そういう事だから今日でおしまい…今までありがとうございました!」


少女Aちゃんは、唇を噛みしめて悔しそうな表情を浮かべて


今にも泣き出しそうな感じで、ウルウルと瞳の中は濡れていた
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