Mon amuor
気持ち悪くて目が覚めた。
ベットサイドの時計を見ると、私が寝た時間からまだ一時間しか経ってなかった。
でもそれよりも先に、気持ち悪くて重たい体を引きずって、洗面所にやってきた。
朝ごはんもまともに食べてないから何も出ないわけで・・・
ひたすら胃液だけが出ていた。
その胃液も出なくなっても、気持ち悪さは変わらない。
「一希・・・」
無意識のうちに、口から零れていた愛おしい人の名前・・・
でも、返って来るわけ無くて・・・
電話したくても出来ないもどかしさ。
早く帰ってきて・・・そう祈るしかない。