お前は俺だけの
タイトル未編集
はぁはぁはぁ…
久しぶりに走ったため息が上がってしまっている。
それにしてもさっきは本当に恥ずかしかったあ…
まさか誰かに聞かれてるなんてね、、
そう思いながら昇降口の入り口の扉に貼ってあるクラス名簿の中から自分を見つけ教室に向かう。
そして教室に着くと入学初日とは思えないほどのにぎやかさ。
知り合いもいない私は自席を探し静かに座った。
なにもすることがないので携帯を開き、仲のいい友達同士のグループLINEで
不安だよ〜寂しい( •́દ•̩̥̀ )と送る。
すると既読がつき、
がんばれ〜
うちはまだ中学の友達何人かいるし大丈夫だけど優芽夏のとこ頭良いしあんま受けてる人いなかったもんね〜( i _ i )
と返ってきた。
うーん、たしかにこの学校は一応、世間一般的には進学校と言われている。
それに制服が可愛くてとても女子の間でも男子の間でも人気だ。
はあ、でも寂しい〜
そう思った時に男子の目立っているグループの1人を見て驚いた。
…なんと彼は朝のあの美青年。