貴女は信じますか?
「おう、今日は有難うな。今は少しだけ気持ちが落ち着いたよ。どうした?皆と行かなかったのか?飲みに」
「ああ、誘われたけど断った。しおりと話したんだけど三人で静かに飲もうかと思ってさ、夏美を偲んで。それにしおりがお前の事が心配だって言うから」
「健ちゃん大丈夫?」
そう言ったしおりの目は真っ赤だった。
「大丈夫じゃないけど・・・でも三人で飲もうか?俺もこのまま一人で帰るのもどうかと思っていたんだ」
そして三人はゆっくり歩くと駅の裏通りにある居酒屋に入った。
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