喋らないキミへの幸せ
「あ!校長~。」



あ、校長だ。何かベタだな。



「どうかされたんですか?」



「実はぁ~この子が私に逆らってきたんですぅ!授業中も態度が悪くてぇ。」



おいおい。校長の顔引きつってんぞ。



「校長ー、その先生柊さんに大学の問題やらせてました~。」



今の...誰?何で私の見方を?



「え?ち、ちがい、ます!」



「何が違うんですか?黒板に書いてますね、大学の問題。まぁあなたも年なんですからそういうのはやめましょう。わかりましたか?先生。」



と、校長が言ったからババアは顔を赤くして授業を再開した。



何かよく分からなかったけどまぁいいか。



そして今は休み時間。なんだけど、クラスのやつが私に…。



「ねえねえ柊さんすごいねー!どうしてわかったの?」



などと声をかけてくるやつが。てか、囲まれてるし!うざい。



そう思っていると、



「みーちゃーーん!いや~良かったね。小悪が大学の問題教えといたからあの先生に勝ったね!教えといて良かったぁ~。」
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