喋らないキミへの幸せ
「僕は帰るところだよ。名前は中森でいいかな?」



何、こいつ。せっかく小悪が名前で呼んで良いっていってんのに!むかつく!



まあいいわ。焦らずゆっくりおとしていけばいいのよ。



「そっかぁ。うん、わかった!じゃあもっと仲良くなれたら、その時は名前で呼んでくれる?」



「うん。わかった。ところで中森はどこいくの?」



そのためにも何か考えなくちゃ!



あ!そーだ良いこと思いついたぁ。



「小悪はねぇ~ショッピングモールに行くのぉ~。」



「そうなんだ。」



「うん!もしよかったら一緒に来てくれない?」



「…うん。いいよ。」



「やったぁ~。ありがと!小悪嬉しぃ~結人君とのデート!」



はい、キマシタ~良いこと思いついたって言うのはこれのこと。こうやってデートをして段々距離を近づけるの。楽勝ね!



「そっか。それはよかった。」



結人が微笑むと小悪の顔が赤くなる。



「よ、よし!行こぉ~。」



「うん」



何こいつ。イケメンだからって調子乗るなよ!まぁいいやぁ~さっさと行こ~っと。
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