喋らないキミへの幸せ
「は?これ見てみろよ!これ、小悪ちゃんの服が破けてんだよ!」



『何で私なんですか?』



「お前この前も小悪ちゃんを突き飛ばしたからだよ!それから小悪ちゃんから聞いたよ!」



え?何が?



「突き飛ばしたやつの時のまだ謝ってないんだってな!てか、その時にまた突き飛ばしたらしいじゃねーか!」



はい?どういう事?



「で、また嫌がらせか?どんだけ性格わりーんだよ!」



『自作自演じゃないの?』



「何でそうなんだよ!」



『だって、私の事を嫌いでやったとしか思えないし、それに体育の時間小悪何処か行ってたよね?』



「え、小悪?そ、その時はお手洗いに行ってたんだよ…。」



じゃあ小悪の仕業じゃん!


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