喋らないキミへの幸せ
園川さんの言葉を遮る。



「入らせてもらいますね。」



「かしこまりました…。」



園川さんに心配かけちゃったな。



ありがとうございます。



心の中でそう呟きお風呂に入った。



お風呂を上がり終えた私は桐谷さんに会った。



「ミカお嬢様、お湯加減いかがでしたか?」



「とても気持ち良かったです。」



「それは良かったです。」



ご飯要らないな。



「あの、桐谷さん今日晩ご飯は遠慮しておきます。お腹空いてなくて。」



「…そうですか。分かりました。お腹が空いたら言ってください。」



「はい、ありがとうございます。」
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