喋らないキミへの幸せ
「んー?あーそうだった。そうだった!あははー!」



笑い事じゃない。



自分で待たせといて。



最低。



「図書室に大量の古い本があるんだ。それを空き室に運んでくれ。ちょっと今忙しくてな。お前だけが頼りなんだよ。」



…雑用を押し付けているだけの癖に。



前だって…。



まぁ、いい。私にはこれがお似合いなんだ。



『わかりました。』



そう、言い聞かせ心を落ち着かせた。
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