喋らないキミへの幸せ
「じゃあ、よろしくな。終わったら職員室に鍵を戻しておいてくれ。」



私がその言葉に頷いたのを見てから教室から出ていった。



さてやるか。一応桐谷さんに【帰りが遅くなります。心配しないでください。】とメールしておこう。



短い文を桐谷さんに送り図書室へと向かった。



「あ、雨…。」



図書室へ向かうため廊下を歩いた。



窓を見ると外は激しく雨が降っていた。



「さっさと終わらせよ。」



数分歩いてやっと着いたが此処まで来ただけでもうくたくただ。



それと、思っていたよりとても重かった。
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