喋らないキミへの幸せ
「これを一人でやらせるとか…。まぁ、馴れてるからいいけど。」



さっさと終わらせるため図書室から数m離れた空き室へと素早く運んだ。



1時間半ぐらいで運び終えた時間はもう6時をまわっていていつの間にか雨もやんでいた。



「あれ~もしかして君ミカちゃん?」



誰こいつ。



「思ってたより可愛いね~。」



私は黙ったままで一方的に話しかけるチャラ男。



多分…先輩。



「ミカちゃんって誰とでも遊ぶんでしょ?じゃあ俺と遊んでよ。」



こいつしつこい。



無視しても追い詰めてくる。
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