天使と悪魔
「はぁ…」

私はこの三年間目立たずに過ごす。

「人間」が目立つのはあまりよろしくないそうで…。

中学の時とおんなじように過ごせば良いだけの話。

でも、中学と違うのは授業で武器の使い方を教わると言うことだ。

絶対、ひとりの人の中には悪魔か天使かが入っている。

そして、1人一つは絶対に武器を持っていなくてはいけない。
武器はいろんな種類がある。
刀形や弓形、斧や釜。
いろんな種類がある。

明日、どれにふさわしいか試験をやるそうだ。

天使か悪魔、それか人間か。

それを選んで試験をする。
まぁ、みんなたいてい、自分の種族を選ぶけどね。

選んだら心の中でその武器と一緒に戦って行くために武器を説得しなければならない。
説得できたら武器が名前を教えてくれる。


一応、武器の中にも、天使か悪魔、人間の妖精みたいなのがはいっている。

そいつを説得するというわけ!

そうしたら契約成立!

だけど、刀の中に妖精が入っているのは最級精だけ。

他の二つは強さで武器を選んで先生に試験を受けさせてもらえる。


二つには一応、妖精は入っているけど
簡単に受け入れてもらえる。


だから弱い。


だからこそ最級精は強くて説得をしなくてはならない。




この世界にはたくさんの化け物がいる。

天使になれなかった出来損ないや

悪魔になれなかった出来損ない。

後は神から罰を受けて野獣に変わったもの。

そして、一番厄介で強いと言われている、鬼。

私たちは武器を持ってこの化け物たちを殺しに行かなくてはならない。

まぁ、殺しに行くと言っても選ばれた20人だけ。

明日それも予て試験をする。

私はどうしてもこいつらを殺したい理由がある。

だから明日契約を絶対にする。

でも。

私は鬼と契約した。

だから明日の試験はできない。

だけど、どうせ入れる。

人間の特権って言うものなのかな?
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