天使と悪魔
教室に戻るとさっき手に入れたばっかりの刀、乱鬼党がおいてあった。


本当に手に入れたんだな。


嬉しい……のかな?


やっとここまで来たんだ。

早く外に行きたい。

自由に外を歩きたい。

はぁ、早く。




「なぁーにそこで嬉しそうな顔をしてるのかなぁー?」



「え?」

あ!
さっきの先生だ!

「えっと?どうしてここに?」

「んー?別に対した用は無いけどね」

「は、はぁ」

本当に不思議な人。

私に話しかけたりして。



「あのー?」

「なぁーに?質問が多いわね」

「あ。すみません。先生はいったい何の血を受け継いでいるんですか?」


これだけは気になって仕方がない。

なんで私なんかに声をかけてくれるのだろう。

「………」

あれ?
先生の顔が難しくなった?
  

「あの……」
 
「んー?!秘密!」 

へ?

「じゃあねー」




変な人。



それより人と話したのは久しぶりだな。


今日はいいこといっぱいあったな。


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