天使と悪魔






『俺がいつ、外に行っては駄目と言った?』




「え?」





『俺は力を別の奴のために使う事が契約違反と言ったんだ。』



「あ……」





『だから。外に行ってやりたいことをやれ!そして俺の力を使え!』




(あー!あと僕の力もね!)



「その声は乱鬼党?」



(うん!そーだよ!
必要なときではいつでも呼んでね!)





「ふふ。なんか昨日とキャラが変わったね。」



(確かにね、これが本当の僕だ)


「そっか。」




『さっさと行けやかましい。』



「あー!はいはい!行くよ!
じゃあまた今度ね」





そう言って意識を心の中から現実世界に戻した。
< 33 / 154 >

この作品をシェア

pagetop