天使と悪魔

































「ねえ?!愛莉ちゃん?!」








私はいても立ってもいられずとっさに魔矢を助けた






あの鈍い音は私の刀が足とこすりあう音だった













はぁ、これで契約違反か









みんなが魔矢と私に近づいてきた






「お前なんで?!」



「仲間はいらないんじゃないの?」



「なんで助けてくれたの?!」



などと、声があがった








そんなことより、今はあの怪物を殺さないと







「その話はあいつを殺してから!」




そう、強く言った




普通だったら怒るかもしれないが、みんなは怒らなかった。



ただ、無言で力強くうなずいてくれた








「じゃあ、みんなで殺しに……」



を遮って私が








「ううん、私1人で倒せる。」












この私の発言でみんなが驚いたのがわかった




そりゃー、みんながあんなに苦戦した相手をひとりで殺すって聞いたら驚くよね






普通は1人では殺せない。



みんなはそれなりに強い。




だけど、相手はそれを上余っている。




だけど、私なら簡単に殺せる














だって、私の内には鬼が入っているから。



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