天使と悪魔
「もうだめぇー!暑すぎるよー!」
そう魔矢が呟く
と、言うよりも訴えてる
「確かに。少し休憩するのはどうでしょうか?」
神華がそれに同意した
「うーん、そーだなー。休憩するか!」
魔鬼斗も同意
みんなの意見がそろったから私達は休憩することになった
私はいつもみんなから少し距離を置く
冷たい水が喉を潤す
水を飲んで少しは回復はする
空を見上げると満点の青空
前を向くと廃墟と荒野
なんか変な組み合わせだな
外の世界って、こんなにリラックスできる物なんだな
と、そこで私の安心感がどこかへ吹っ飛ぶ
「ウガァァァアガーー」
かすかにだが、化け物の声が聞こえた
みんなの方へ振り返ってみるが、まだ誰も気づいていない
どうするべきか
みんなに知らせるか
それともひとりで戦いに行くべきか
「アガギィァァァァァァ!」
だんだん近付いてくる
仕方ない
ここはひとりで行く!
刀を抜いて走り出そうとしたとき
「よぉーし!休憩も出来たし、そろそろ行くか!」