天使と悪魔
「まって!愛莉!」
すると後ろから声がした
はぁ
後ろを振り返らなくてもわかる
「なに?」
ゆっくりと後ろを振り返ると思った通りの人達
私のチームがたっていた
「なんでひとりでどっかに行くんだよ!」
「もしかして、あの化け物をひとりで倒そうと思ったの?」
あぁ
本当に面倒くさい
なんでいちいちそんなことを言わなければならないの?!
「はぁ。そーだからここに来たんじゃない」
「そ、そーだよね」
あぁ
また私は仲間を傷つけた
こんな事でいちいち反応する私も変なんだけど…
「いいよ!今回は俺達が行くよ」
はぁ!?
いや、無理でしょ
最初あんな弱い化け物を倒せなかったんだよ?!
不可能に決まっている
「そーだよ!見ててね愛莉!」
しかも馴れ馴れしく名前を呼んでいるし
あぁ、もう何でもいいや
「勝手にすれば?!」